Study: 2023–

Study:

2023–

2023年度
教育連携アドバイザー】  
◉国立大学法人、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)

共同研究】
◉国文学研究資料館共同研究【総合書物学】 研究員

2024年度
◉「木活字の美――慶長期木版印刷術の粋・「嵯峨本」復元プロジェクト」監修 
武蔵野美術大学 美術館・図書館 2024年9月2日(月)–10月19日(土)52

2024「木活字の美――慶長期木版印刷術の粋・「嵯峨本」復元プロジェクト」 52
本研究プロジェクトでは、全部で百冊(帖)に及ぶ嵯峨本謡本のうち、「三井寺」を復元の対象に選んだ。その理由は、本学美術館・図書館に、光悦寺の写本と同じ演目である「三井寺」の特製本と色替り本を所蔵していたことによる。
嵯峨本謡本は、特製本、色替り本、上製本、並製本の四種に大別されるが、活字や製本の種類のほか、本文(詞章)にも若干の相違がある。
本プロジェクトでは、本学が所蔵する嵯峨本謡本「三井寺」を復元対象とし、テクストは色替り本に準じた。表紙や本文の料紙は、特製本と色替り本用の二種類を制作、活字については、彫刻の手間や費用の面から、便宜上、一種類のみの制作とし、特製本と色替り本のいずれにも共通で用いた。
美術館担当:沢田雄一、西村碧
展示物編集:西村碧
ポスターデザイン:渡邊翔

Study: 2018–2022

Study:

2018–2022

2018年
調査】
スタシス」展(2019年度開催予定)のためワルシャワのアトリエ、ポーランド外務省訪問 43

論考】
私が新島実について語れること」
新島実退任展図録「文字言語と視覚言語を遊ぶ」所収)44
教育の成果を問うということ」
図録「新島実と卒業生たち─そのデザイン思考と実践1981-2018」所収)45

2019年
展覧会企画・監修】
スタシス・エイドリゲヴィチウス:イメージ――記憶の表象」今井良朗名誉教授と共同監修 46

論稿】
スタシスの掌」
展覧会図録 Stasys Eidrigevicius所収)

展覧会企画・監修】
ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ A STUDY OF VISUAL COMMUNICATION DESIGN」(東京ミッドタウン・デザインハブ企画展) 47

2019年
対談】
伝承へのまなざし─武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の教育、その形成と実践」(「視覚の共振・勝井光雄」光村図書所収) 48

2022年度
◉「ヴィジュアルコミュニケーションデザインスタディ」刊行(武蔵野美術大学出版局)監修・編集・執筆(石塚英樹、中野豪雄と共同編集)49

2022年度
共同研究】
国文学研究センター 人間文化研究機構の共同研究「総合書物学」

寄稿】
新青年(ノイエ・ユーゲント)原弘の彷徨」「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」展図録 50

寄稿】
作家、教育者としての村上省吾」村上省吾作品集(on coporation刊)所収 51

2019 展覧会・訪問教授:「スタシス・エイドリゲヴィチウス イメージ――記憶の表象」事前調査として2018年にワルシャワのアトリエを訪ねた。そこで膨大な初期のテンペラ、銅版画による蔵書票、ドローイングブックが保管されていることがわかりそれによって展覧会の内容は構成された。そのことによって、これまで日本で有名であったグラフィックポスター、絵本に加えてスタシスの本質的な全貌が示された展覧会になったと思う。主な共同者*今井良朗・小野寺玲子・北澤智豊・小林夢実・入江剛史・谷田幸。ポスター・図録デザイン:大村麻紀子 46

2019 展覧会:「ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ A STUDY OF VISUAL COMMUNICATION DESIGN」視覚伝達デザイン学科の2002年から2019年までの約18年間の教育を主に卒業制作作品を通して振り返り、デザイン研究の新たな未来を見据える試み。普段目の前の教育に没頭している私たちにとって、とても貴重な機会となった。シンポジウムの参加者をはじめ多くの卒業生たちの全面的な協力によって可能となった。主な共同者*視覚伝達デザイン学科研究室+三上悠里・宇治田枝理・谷田幸・大田暁雄・佐治康生・佐藤祐介・小野田裕士 ほか 47

2019 「ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ」展
トークイベント「既存の枠組みを超えて」
ゲスト1:宇野由希子、河野奈保子、西沢一登
ゲスト2:岩淵真理、小杉幸一、「イシカワミチコ
ゲスト3:新島実、沢田耕一、寺山祐策
司会進行:石塚英樹、北崎允子、中野豪雄

2022 「ヴィジュアルコミュニケーションデザインスタディ」(武蔵野美術大学出版局)は2019年に行われた展覧会をベースとして、その後2年間の編集作業を経て完成に至る。

監修:寺山祐策 企画・編集・執筆:寺山祐策+石塚英樹+中野豪雄
A.D.:中野豪雄 ブックデザイン:保田卓也+三上悠里(ヴィジュアルイメージ)+谷田幸(ダイヤグラム)
写真:佐治康生・佐藤祐介
執筆:新島実、齋藤恵子、片山裕、北條みぎわ。白井敬尚、古堅真彦、北崎允子、後藤映則、大田暁雄ほか 49

Study: 2014–2018

Study:

2014–2018

2014年度
対談】
膨大な博物誌とそのデジタルアーカイブの実際」荒俣宏、寺山祐策(「進化するミュージアム」JPタワー ホール)38

シンポジウム】
デザイン教育の未来」中国SIVA上海視覚芸術学院

神戸芸術工科大学共同研究】
近代デザイン全般の中でのエディトリアルデザインの成立に関する研究(杉浦康平デザイン研究の継承と展開)」(赤崎正一、戸田ツトム、小山明)
2015年

特別講義】
オットーノイラートから杉浦康平へ」神戸芸術工科大学 39

展覧会企画・監修】
マリク書店の光芒:ハートフィールド、ヘルツフェルデ兄弟とグロッス」40

2014年〜
2014年度に文部科学省より「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を受け、武蔵野美術大学造形研究センター研究プロジェクト「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」が始まる。監修:新島実+寺山祐策

造形研究センター企画講義】
日本の古典籍における文字や造本について」神作研一( 国文学研究資料館教授)
高速類似画像検索システム:文字認識ソフトの開発」を日立製作所と共同で開始。

2015年
造形研究センター】
嵯峨本謡本の復元プロジェクト」スタート。

造形研究センター・シンポジウム・講演会】
日中韓共同研究 漢字文化圏タイポグラフィの変遷』チョウ・ケン(清華大学美術学院教授)南權熙(東大邱 慶北大学教授)朴志勲(活字研究家)

造形研究センター・資料調査研究】
法政大学能楽研究所/東京藝術大学美術館/国立歴史民俗博物館/京都府立総合博物館などを訪問、熟覧。
古典籍を読む」井上聡(東京大学史料編纂所)
高速類似画像検索システム:文字認識ソフトの開発」で「高速類似画像検索技術を用いた文字認識システム」を用い古典籍を読み取るプロジェクトがスタート(日立製作所と共同)41

2016年
造形研究センター・シンポジウム・京都】
日中韓共同研究 漢字文化圏タイポグラフィの変遷」南權熙、アン・サンスー、ワン・ミン、マ・クアン、新島実、勝井三雄、寺山祐策他

造形研究センター・調査】
嵯峨本謡本の復元調査:大入、光悦寺、竹笹堂/大和文華館「花鳥下絵謡本 藍そめ川」観世身愛筆写本 「伊勢集断簡(石山切)」「新古今集和歌色紙」本阿弥光悦筆//円光寺/日本民芸館/龍谷大学図書館/日本民藝館ほか
謡本講義」宮本圭造(法政大学教授)
刊本における写本の〈装い〉―色替わり料紙の整版本について」神作研一

2017年度
造形研究センター・調査】
料紙・木活字調査/富山県城端別院所蔵「色紙和讃」/近八書店にて柳書簡/城端別院「色紙和讃」/越前和紙紙漉き/城端別院「色紙和讃」・嵯峨本謡本「三井寺」全丁活字分類

論稿】
田中晋の教育の軌跡 デザイン基礎造形からタイポグラフィ教育へ」(タイポグラフィ教育 2田中晋の教育の軌跡展図録所収)
2018年

造形研究センター・調査】
法蔵館/大谷大学/龍谷大学/天理大学図書館/越前山喜紙漉工房/高岡城端別院善徳寺/白山平泉寺/東洋文庫/三井寺など。

造形研究センター・展覧会企画・監修】
和語表記による和様刊本の源流」新島実と共同監修 42

造形研究センター・開催記念公演】
林宗一郎(観世流能楽師)による能「船弁慶」居囃子「三井寺」上演。

シンポジウム・講演・対談など】
漢字文化圏における文字と造本」・「和様刊本の諸相」・「和様刊本の美を探る I・II」・「写本から古活字、その復元」など。

論稿】
和様刊本の源流──言葉が文字に、書が活字になるときの時」
嵯峨本謡本復元プロジェクト 書から活字へ」
図録「和語表記による和様刊本の源流」所収)

2015 展覧会・企画・執筆:「マリク書店の光芒:ハートフィールド、ヘルツフェルデ兄弟とグロッス」 ダダとフォトモンタージュの記憶。プロパガンダがデザインに及ぼした影響の検証。主な共同者*本庄美千代・沢田雄一・西村碧・早瀬交宣・森田洋生・谷田幸 40

漢字・平仮名・片仮名などの字形をはじめ、料紙・印刷・製本等、造本における造形要素の考察を通して、和語表記による「和様刊本」の多様な造本美の世界を紹介する。漢字カタカナによる「和讃」と漢字かなによる「謡本」の完全復元を目指す研究と実践が行われた。紙、活字制作、組版、印刷、製本、編集、流通など全ての領域にまたがる研究と検討が必要であった。41

2018 和語表記による和様刊本の源流」展は近世日本の木版印刷による刊本を、造形的視点から復元することを通して、和様刊本の美を日本の造本デザイン史に位置づけることを目的としている。42

Study: 2010–2013

Study:

2010–2013

武蔵野美術大学共同研究】
杉浦康平デザインの手法とその哲学」(〜2011年度)31

2010年
訪問教授招聘+ワークショップ】
ホルガー・シュルツェ(ベルリン芸術大学院教授)「サウンド・スタディーズについて」

武蔵野美術大学図書館資料調査】
J.フレイザー(デザイン史研究者)を米国N.Y.訪ね調査。「J.ハートフィールドなど近代デザイン資料など。後に武蔵野美術大学図書館に収蔵。

教科書執筆】
ウイーン・メソッド、アイソタイプ、国際絵言語─オットー・ノイラートが残したもの」(「graphic design 視覚伝達デザイン基礎」新島実監修 武蔵野美術大学出版局所収)32

出版監修】
DOCUMENT MAU M&L/L」
DOCUMENT MAU M&L/M」(2014年)(武蔵野美術大学・図書館落成記念誌)33

2011年
展覧会参加】
国際タイポグラフィビエンナーレ タイポジャンチ2011」韓国ソウル書芸博物館

シンポジウム】
杉浦康平の脈動するブックデザイン」武蔵野美術大学美術館 杉浦康平、長澤忠徳、寺山祐策、原研哉

シンポジウム】
京都工芸繊維大学美術工芸資料館収蔵資料をめぐって」(京都工芸繊維大学美術工芸資料館開館記念展)

2012年
論稿】
50年代から70年代 マガジンデザインの黄金時代 : エディトリアルデザインの成立」(図録「ムサビのデザイン展IIデザインアーカイブ 50s-70s」所収)34

シンポジウム】
近代デザイン史の水脈 日宣美、ペルソナ展、世界デザイン会議を背景として」

シンポジウム】
造形研究センターにおける統合データベース、デジタル・アーカイブ構築の試み」寺山+吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)

展覧会企画・監修・執筆監修】
近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美」(監修:新島実、共同監修:寺山祐策)35

論稿】
一九二七年の壽岳文章と伊藤長蔵」(図録「近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美」所収)

2013年
展覧会企画・監修】
タイポグラフィ 2つの潮流」(監修:新島 実 共同監修:寺山祐策、白井敬尚)
19世紀末から20世紀後半にかけて、欧米で出版された美しい書物等を一堂に併置し、ヨーロッパ及び米国における「伝統様式のタイポグラフィ」と「国際様式のタイポグラフィ」の2つの流れを同時に俯瞰し、550年以上にわたり数知れず人々を引きつけて止まないタイポグラフィの魅力を探る試み。 36

基調講演】
20世紀のタイプフェースデザインとタイポグラフィ」
講師]マシュー・カーター

パネルディスカッション】
自国のタイポグラフィと欧文タイポグラフィの関係」
パネリスト]安 尚秀、王 敏、新島 実
司会]寺山祐策

論稿】
モダニズムの射程」(図録「タイポグラフィ 2つの潮流展」所収)

講義】
Otto Neurath オットー・ノイラートとその世界:トランスフォームとアイソタイプの起源」神戸芸術工科大学 37

近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美」で制作された年表

2013 展覧会・企画・執筆:「タイポグラフィ 2つの潮流」21世紀の視点から20世紀におけるタイポグラフィの二大潮流、モダニスム(近代主義)とアーツアンドクラフツ運動の流れを汲む伝統・保守主義を俯瞰し、その両者の今日的な意義を再定義する斬新な試みである。
主な共同者:新島実・白井敬尚・本庄美千代・河野通義・西村碧・大橋摩耶/図録デザイン:朴志勲/年表デザイン:正田智子・谷田幸
第7回ゲスナー賞銀賞受賞 36

2013 小展示と講義。神戸芸術工科大学にて「オットー・ノイラートとその世界」。(赤崎正一先生の企画による。37

Study: 2008–2018

Study:

2008–2018

2008年〜
武蔵野美術大学造形研究センターにおける共同研究】
博物図譜とデジタルアーカイブ」(〜2018)企画・監修、A.D.・編集・ 執筆 等
本研究は「文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業2008~2012」の選定を受けて 、武蔵野美術大学造型研究センター(滝沢具幸センター長)のもとでスタートしたプロジェクトである。
プロジェクトのきっかけは20世紀のヴィジュアルコミュニケーションのバックボーンを理解するためには18世紀と19世紀の博物学の世界を知る必要があると考えたところにあった。それは印刷技術の発達を前提としたこの時期が、多様な図像を通して世界を知り記述する視覚化の時代の本格的な始まりであり、そのことが現代にどのような影響や意味を及ぼしたのか、を知るためであった。今日的なデジタル技術を用いることによって、過去の事象の再発見をめぐる壮大な時空の旅となった。
具体的には荒俣宏客員教授を特別監修者に迎え、貴重資料のデジタル記録・保存方法の開発、実物の公開手法、インタラクティブなタッチパネルの開発、WEB上での公開、図録の再編集の試み(特装本制作)、一般書籍(朝倉書店)の刊行…にまで至る。それら全てがコミュニケーション・デザインの課題として考察され、新たな挑戦となった。29

刊行図録】
博物図譜とデジタルアーカイブI〜V」まで)主な執筆者:荒俣宏 武蔵野美術大学図書館発行 協同者 編集:本庄美千代、河野通義 デザイン:谷田幸ほか。

論稿】
画像資料のデジタルアーカイブ化と公開へ向けて」(図録「博物図譜とデジタルアーカイブI」所収) 2009年

2009年
「博物図譜とデジタル・アーカイブ」の為のタッチパネル式高精細画像閲覧システムの開発からネットワーク上の公開まで】(2009~2013)
協同開発者:大田暁雄+河野通義

出版監修】
博物図譜とデジタルアーカイブ」特装本(155部限定)制作。(2016年ドイツ・ライプチヒ、フランクフルト・ブックフェアで展示)30

アプリケーション「MAU M&L 博物図譜」iPad/iPhoneを対象に。リリース。 大田暁雄・谷田幸・本庄美千代・河野通義

プロジェクトの主な協働者:荒俣宏(特別監修)、インタラクティブデバイス開発、デジタルアーカイブ:大田暁雄+河野通義、エディトリアルデザイン、ブックバインディング:谷田幸+毛利彩乃+藤澤彩里、編集、年表調査:本庄美千代+田中智美 展示協力:早川知子、廣澤梓 ほか 29

武蔵野美術大学コレクション 博物図譜-デジタルアーカイブの試み-』朝倉書店2018年刊行。 第60回全国カタログ展 経済産業大臣賞/図録部門 金賞

Study: 2006–2008

Study:

2006–2008

2006年〜2007年
武蔵野美術大学助成共同研究】
オットー・ノイラートーアイソタイプ研究」代表(八束はじめ教授(芝浦工業大学)と視覚伝達デザイン学科研究室大学院生と共同)

2007年
展覧会企画・構成】
世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」展(武蔵野美術大学美術資料図書館) 本展は企画監修:八束はじめ+寺山祐策。展示計画、図録執筆などの協同者:菊池誠、伊原久裕、大田暁雄、黒川直之、唯島友亮、ソン・ユミン、坂本梓、亀谷晶子、亀田智子、川瀬亜美、清滝茉莉、桐越奈緒子、江藤孝治、柴田賢蔵、藤沢彩里、三上悠里、吉田桂子、若栗春乃、坂本奈賀子、森山友美子、本庄美千代、大村麻紀子ほか。27

論文】
ゲルト・アルンツ アイソタイプに形を与えた男」(図録「世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」所収)

シンポジウム】
オットー・ノイラートと世界の表象をめぐって」伊原久裕(九州大学准教授)、菊池誠(放送大学客員教授)、八束はじめ、寺山祐策、大田暁雄(芝浦工大博士課程)

2008年
在外研修〈1年間〉】
クロアチアのリエカ市を拠点にヨーロッパに滞在。中東、アメリカ等19カ国を調査。2008年4月〜2009年3月 28

講演等(クロアチア)】
リエカ大学応用美術アカデミー ザグレブ大学など。

研究教育機関調査】
ベルリン芸術大学大学院サウンドスタディーズ
FH-Dデュッセルドルフ応用科学大学など。

本展覧会のきっかけは2005年『エル・リシツキー 構成者のヴィジョン』刊行記念シンポジウムにおいて八束はじめ〈建築家・芝浦工業大学教授〉との対談であった。その中でオットー・ノイラートが20世紀デザイン史において重要な人間であること、その研究が十分でないことに気付かされ、研究が本格的に行われるようになった。さらに武蔵美の大学院生、坂本奈賀子、大田暁雄らと八束研究室との協同ゼミを行った。その研究を前提として開催された展覧会である。27

世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」展は企画監修;八束はじめ+寺山祐策。展示計画、図録執筆などの協同者:菊池誠、伊原久裕、大田暁雄、黒川直之、唯島友亮、ソン・ユミン、坂本梓、亀谷晶子、亀田智子、川瀬亜美、清滝茉莉、桐越奈緒子、江藤孝治、柴田賢蔵、藤沢彩里、三上悠里、吉田桂子、若栗春乃、坂本奈賀子、森山友美子、本庄美千代、大村麻紀子ほか。

ザグレブ大学講演会のポスター

◉研究目的
文字」「図像」「書物」など「視覚記号」諸要素の起源、歴史的変遷、それらと環境との関係に関する調査と研究のため武蔵野美術大学在外研修制度により、クロアチアのリエカ市を拠点にヨーロッパに滞在。中東、アメリカ等19カ国を調査。 私自身のこれまで行ってきたHistory of Writingに関する実物を、それが作られた場所で見ることが大きな目的であった。さらにこの年からスタートした「博物図譜とデジタルアーカイブ」プロジェクトのために各国の博物館調査も含まれていた。
訪問した【美術館、博物館】全208カ所【遺跡】全104カ所【教会、寺院、城、近代建造物】全189カ所など。 【講演等(クロアチア)】リエカ大学応用美術アカデミー「writing space design教育について」/ザグレブ大学 「日本のデザイン教育について」【研究教育機関調査】ベルリン芸術大学大学院サウンドスタディーズ/FH-Dデュッセルドルフ応用科学大学など。 詳細は以下のブログで見ることができる。28

https://wst.esporre.net/

Study: 2000–2005

Study:

2000–2005

2000年
対談】
環境/行為/デザイン」佐々木正人+河本英夫+深沢直人+寺山祐策(季刊武蔵野美術 No.116「アフォーダンス特集」)18

対談】
知覚はおわらない」佐々木正人著 加藤賢策、薮内新太と(青土社刊)19

2002年
展覧会企画・構成】
本の構成者 エル・リシツキー」(武蔵野美術大学美術資料図書館)20

講演】
知覚空間の記述としての地図」(「三都物語 日中韓三カ国ワークショップ」於:韓国ソウル市アート・センター)

カメレオンプロジェクト】
カメレオンプロジェクト」(visual communication design 研究のための学会の準備委員会創設)

調査・研究旅行】
エル・リシツキー調査」(ロシア:モスクワ、サンクトペテルブルグ)21

2003年
共著】
グラフィックデザイン——視覚伝達デザイン基礎」監修:新島実 武蔵野美術大学出版局 22

寄稿・講演】
グラフィックデザインの源流 エル・リシツキー」(「ART BOOK ART」展 韓国国立現代美術館図録に掲載 23

シンポジウム】
世界グラフィックデザイン会議」The IEN Nagoya Symposium cum The International New Designers Workshop 2003 教育部門シンポジウムにて発表 前年度ゼミ卒業生の北崎允子とともに参加。

2004年
寄稿】
デザインの条件」(『現代デザイン事典2005年度版』平凡社)

論考】
思考する巨大なプリズム」勝井三雄論(「視覚の領界 勝井三雄・デザイン」展図録)24

2005年
寄稿】
〈近代視覚言語の結節点〉タイポグラフィ時評12」『IDEAアイデア』No.314 誠文堂新光社)25

シンポジウム】
デザイン教育と社会におけるデザインの役割を巡って」(中国:汕頭大学)欧米、アジア諸国の十数ヶ国のデザイン教育者、デザイナーと中国各地域の教育者、デザイン行政担当者らが参加)

編著】
エル・リシツキー 構成者のヴィジョン」(多木浩二・勝井三雄・向井周太郎・新島実・五十殿利治・本庄美千代)武蔵野美術大学出版局 26

シンポジウム】
エル・リシツキー 構成者のヴィジョン」出版記念対談:八束はじめ(芝浦工大教授)

2002年の展覧会時に開かれたシンポジウム「エル・リシツキーをめぐって(五十殿利治+向井周太郎+勝井三雄+寺山祐策)」と多木浩二の講演「リシツキーと20世紀」などの再構成を軸に、その後の研究を加えて編集・構成された。「声のために」などの翻訳協力:寺山恭輔(東北大学助教授〈当時〉)。論考「構成者の空間/エル・リシツキーの生涯と仕事」 AD:寺山 デザイン:大村麻紀子 (第40回造本装幀コンクール審査委員奨励賞受賞)26

Study: 1993–1999

Study:

1993〜1999

1993年〜95年
連載 メタ・デザインの詩学】
メタ・デザインの詩学1 デザイン・パラダイムの変換」8
2 人工性の科学とデザイン」9
3 シミュレーションとデザイン」10
4 シミュラークルとデザイン」11
5 インタラクションとデザイン」12
6 暗黙知とデザイン」13
7 生態学的認識論とデザイン」14
8 サイバネティクスサーキットとハイパー・デザイン」15
季刊武蔵野美術No.88〜96)1997年~1998年

武蔵野美術大学助成共同研究】
インタラクティブ・コミュニケーションにおける変化する時空間の記述と表現」

1999年
武蔵野美術大学助成共同研究】
ライティングスペース(writing space)におけるデジタルタイポグラフィ」(共同研究者 勝井三雄+新島実+杉本裕)

対談】
デザインはどこに向かうか」相手:平尾始(哲学者)(季刊武蔵野美術No.111)16

口頭発表】
ライティングスペースデザインの視点から」人工知能学会 ことば工学研究会(第1回)

編著】
writing space design 98/99」(書籍+CD-ROM 視覚伝達デザイン研究室発行)17

研究会】
プログラミングとデザイン」国際メディア財団(勝井三雄、古堅真彦と共同)

口頭発表】
動きとことばとデザイン」人工知能学会 ことば工学研究会(第3回)認知学会との合同研究会 大阪大学

Study: 1983–1992

Study:

1983–1992

1983年
大学院修了制作時に提出した制作ノート】
情動の 凝結する 街角」1

1987年
論文】
フォトモンタージュ─20世紀グラフィズムの源泉」(武蔵野美術大学研究紀要 No.18 Photomontage The Origin of 20th Century Graphic Art.)2

1988年
対談】
マシーンエイジを超えて」(季刊武蔵野美術No.71)3

1989年~1990年
季評執筆】
出版」を巡って(季刊武蔵美術No.76-79)

1989年
論文】
モードの記号作用─その理論、現象、歴史─」〈共著:下村千早、北條みぎわ〉(武蔵野美術大学研究紀要No.20)4

1991年
論文】
デザインの記号論試論」〈共著:下村千早、北條みぎわ〉(武蔵野美術大学研究紀要No.22)5

寄稿】
隠蔽されたパイオニア—柳瀬正夢とフォトモンタージュの意味するもの」 (季刊武蔵野美術No.81)6

1992年
寄稿】
モダンデザインの転回」  The Revolution of Modern Design TOKYO CREATIVE 1992 リブロポート刊 7